創世論とエリアーデの証明

……私は孤独を呪っている。













　不幸だっていい。私以外の皆も同じ様に不幸であるなら。








「おいていかないで」













『同じ轍は踏まない。』










【英雄】桜餅

【名前】江間　紅葉（エマ　モミジ）

【性別】女

【年齢】16

【容姿】お餅のように真っ白もちもちな肌、桜のような色味の瞳。外出時はばっちり化粧をするため上睫毛はばっちりあがっているししたまつげはばっちり下がっている。ぷっくりとした涙袋、パッチりとした二重、アイラインは短めで。そんな努力から手に入れたそこそこのかわいさをもった顔立ちをしている。若草色のボブカットを後ろでちょこんと結び、朝時間があった日は編み込みをしている。制服にパキッとした色味のカーディガンまたはベストを着ていることが多く髪の毛の色味と服の色味が喧嘩しているときが時たまある。制服のスカートは短く折っている。
足元はカラフルな配色のダットシューズ。
翡翠を入れた小さな巾着袋が見えるクリアポーチをいつも肩から下げている。身長157cm

【性格】快活でよく動く。基本的になにも考えていないように見えてなにも考えていないし脊髄反射のトークなのでいつでも変なことを言っているので悩みがなさそうに見えるかもしれない。（実際他の人よりかは悩みは少ない）
けれど彼女の行動の根底にあるものは誰にも嫌われないということ。みんなと同じ行動を取り集団の輪を乱さない、また嫌な役目を買って出てあげる。周囲の人間が自分から離れていくことがどうにも許せない性分。そのため彼女の脳内はいつもどんな言動を目の前の相手が求めているのかでいっぱいである。不満とストレスはため込むタイプ。
勉学、実技問わず真面目に取り組む優等生タイプの気がある。

【戦闘】5
　┗/回避能力 ×2
　　射撃 ×3

【探索】3
　┗/ 情報処理
　 　容姿端麗 ×2

【容量】2

【能力】白檀

【備考】
武器として使うのは主に短機関銃。拳銃も持っているが使おうとする機会は少ない。

「みんな～！落ち着いて～！！殴るよ～!!?」
「私？えっ、○○ちゃんなに食べるの？あー！いいよね、私もそれにしよっと」
「ねぇねぇ、今一人！？私達と一緒にいこうよ～！」










『いっつも、いっっっつもさぁ……“自分たちがヒーローだ”、“自分たちが主人公だ”ってカオしてるの……!!!そのカオ!!!その雰囲気!!!!その行動!!!!!……全てが気に入らないｯｯ!!癪に障るのｯｯ!!!!!』

レオ=レオンハルトは熱意を愛している

【英雄】
バーニング

【名前】
Leo= Leonhard_ﾚｵ=ﾚｵﾝﾊﾙﾄ

【性別】
男

【年齢】
17

【容姿】
182cm
赤みを帯びた髪は見る人によっては熱苦しいだろうが、対照的に深い青の瞳はどこまでも静かだ。細身だがヒーローの卵としての自覚は十分で、筋力はそれなりだろう。不貞腐れたような無愛想な表情でいることが多い。ただし、興味のあること、楽しいこと、燃えるようなことがあればよく笑う。

【性格】
一人称:俺
二人称:お前、てめぇ、
彼が好きなのことは何かを探求すること、それから暴れること。この性格のせいで頭脳明晰なバーサーカーが誕生してしまった。蓄えた知識を思う存分に活用する狡猾な策士であると同時に、感情的な喧嘩馬鹿でもある。______馬鹿である。
彼の言葉遣いが壊滅的に悪いのは言うまでもない。
彼には地雷源がいくつかある。いや、無数にある。それに少しでも触れようものなら大爆発を引き起こすのは間違いない。手が出て足が出て、銃も懐から出てくる始末だ。そのせいで彼は所有する拳銃を教師に没収され、現在所持しているのはただのおもちゃも同然のゴム弾のみとなる。

彼の熱意は関心のあるものへしか向けられない、そうでないものへの態度は180度変わるだろう。しかし、興味を向けたのであれば猪突猛進に追求することになる。

【戦闘】
拳銃×2/喧嘩/科学知識/空間把握/脚力
【探索】
科学知識/医療知識/洞察力
【容量】
5

【能力】
<宿主>
君は熱意を愛している
<接触>
対人対物問わず物理干渉可能。このディスコードはイノシシの姿をした火球だが、宿主と宿主が許可した者にのみその熱は緩和され無害なものとなる。熱量とその大きさは発現した時の宿主の熱意や激情の度合いによって変動する。身体能力もイノシシと同等である。
<能力>
このディスコードは熱量を操作する事が可能である。また、現在地よりも高温の地点へと宿主やこのディスコードは光速移動する事が可能である。その範囲は宿主が認識できる範囲である。

【備考】=第三支部
彼の両親はヒーローであった。父は情熱的でうるさい人だった。母はとても静かだが、心の内に熱を秘める人だった。
父は幼い頃に任務の中で亡くなったそうだ。残った母親も"あの日"姿を消したことは言うまでもない。

両親に影響されたことも一因かもしれないが、彼はとある1人の女性を探してこの学校へとやってきた。

それは両親に並ぶほど憧れの人だった。

優しくて、強くて。

まさか、彼女が死んでいるなんて。

そんなことあるはずがない。


______あるはずがないんだ。

『彼は〝不和 〟に愛されている』


【英雄】『魔法少女 マジカル☆ナノカ』
【名前】催涙雨 七日 (さいるいう なのか )
【性別】極めて女性的である。
【年齢】18歳 (編入生である)
【種族】人間
【容姿】171cm
画像参照。皮膚の薄い白色の、穢れ知らずの肌。口元は常にマスクで覆っており、外すことは滅多にない。腰まで伸びた青色の髪は手櫛をしたって最後までよく通るだろう。人より体温がやや低い。
【性格】
凛と、踏み荒らされていない穢知らずの高嶺の花。それは冬場に咲いた白百合のよう。鞄をスカートの前で持った彼女は、育ちの良さを滲ませるように背筋をシャン、と伸ばし、手入れの行き届いた、粼のような髪を揺らし歩くのです。物事をそつなくこなすような人物で、なにかを思っても物憂いげに目を伏せては、言の葉を紡ぐのも申し訳ないと薄い唇を閉ざすような控えめさ。遅刻もせず当たり前のように、スカートを巻き込まぬように柔く抑えながら椅子に腰掛け、授業の準備を悠々と終わらせた彼女の余った時間は暫しの遊予のようなもの。碧色の押し花が閉じられた栞を目印として、文字の羅列に目を落とすのは、読書家である彼女を知る貴方達からは、もはや見慣れた光景でしょう。



──────────が、しかし。

「ねえ。ナノカちゃんってさ、なんで毎回トイレで着替えるの？教室で着替えればいいのに。」


『ッッッッ゛………ぇ、……っと、…その、…………わ、……ゎたし………………』

そんな寡黙でミステリアスな彼女には、1つの大きな〝 秘密 〟がある。

「…………………まさか恥ずかしいとか？いいじゃんね、ウチら女子同士なんだし笑」

〝 彼女 〟は。

『…そ、そうなの………………ど、どうしても、……その、……なんだか恥ずかしくて……………………お、〝 女の子同士 〟なのに、…………変よね。』


『……………………女の子同士、なのに…………』


『………………………その、ごめんね、…………私ちょっと、御手洗に行ってくるから……もしも遅れたら先生に、伝えておいて貰えるかしら………………………』



──────────


『…………………………………………ッッ………………』

『………………………………ッッ゛……(うおおおおぁぁぁぁぁぁああああッッ！！！！！！！！！！なにが〝女の子同士 〟だッッッ！！！！！そそそそそそんな教室で着替えられるわけないだろぉぉぉぉぉぉ゛ッ………………！！？？？？だってお、俺は、俺はッ……！！！！)』

…………彼は、⠀【男】である。


可憐で寡黙な女性？否。
元引きこもり、上がり症、緊張症、コミュ障のフルコンボ。
いつだって内心は爆音で叫び散らかすチキンレース、目を伏せているのも人と目を合わせるのが苦手だから。すぐ顔が赤くなるのもあがり症であるから。控えめで僅かに声のトーンを上げているのは勿論演じているのもあるがそれは話す時において自然と〝 上擦ってしまうから 〟と言うのが正しいだろう。
あまり人と関わりたくはないのに、物事を断れない軟弱な性格は目が会った瞬間それを無視して拒むなんて選択肢をさせてくれない。
冷や汗をかきながらマスクの下で精一杯微笑んで、相手を不快にさせないようにペコペコ会釈して立ち去ろうとして躓きながらも逃げていく、そんな姿は珍しい光景でも無いはずだ。彼は酷く、恥ずかしがり屋で繊細なだけである。
顔の良い人物と女性に滅法弱い。
密やかなヲタク気質。アニメ、漫画、音ゲーが好き。
【戦闘】脚力 医療知識 電子機器
【探索】高嶺の花 洞察力×2 演技力 芸術
【容量】2
【能力】クリスタルムーン
【概要】
彼は別に、女装癖がある訳でも、セクシュアリティに関連する理由がある訳でもない。

『－魔法少女－』

それは皆の憧れだった。
ヒーローと呼ばれる存在が爆発的に世間に広がり、それが日常に溶け込んだ頃。
〝5人 〟の魔法少女集団が現れる。
元来『魔法少女』という存在自体はさして珍しいものでもない。
これはその、〝 さして珍しくもない魔法少女〟の中の、〝 とある5人組〟についての記録。
それは1部メディアで取り上げられる程、アイドル的な存在になりつつあったのかもしれない。煌びやかで、いかにも『女児アニメのような』、絵に描いたような愛らしいものだったから。


彼の双子の姉も、その1人だ。
担当カラー、『青』。


半年前、彼の姉は行方不明か、それとも殺害か。少なくとも彼を庇って消えてしまった事実がそこにある。残されたのは青く輝く小さな梟のぬいぐるみ。

『君が新しい宿主― マスター ―？』

世界はなんの甲斐性もない、平々凡々な引きこもりを求めているんじゃない。姉のような正義を求めている。姉達のような『世界を照らす指針－ヒーロー －』を求めている。自分のせいで姉は消えた。世間からまた「ヒーロー」が消える絶望を、自らが与えてしまうことになるんじゃないか。家族が知ったら何を思うか。姉の友人は？


気付けば彼は、ステッキに変貌した「不和」を手に取っていた。




彼女の名前は 『催涙雨 七日 』。

またの名を。


魔法少女


マジカル☆ナノカ 。


『 催涙雨 六彦 (さいるいう くにひこ)』より。

和枕 音子 は 努力を呪っている。

「 ぼくはねこ。和枕音子。いねむりの邪魔をしないんだったら、好きなだけお喋りをしていていいよ。」
「 ＿＿＿＿ところで。」
「 きみはぼくに、何の代わりをしてほしくてそこにいるの？ 」

【英雄】十五番

【名前】和枕 音子 ( ナマクラ ネイコ )

【性別】女
【年齢 ／ 学年】17歳 ／ 2年生

【容姿】
身長153センチと小柄なわりに、ツインテールに結っても腰下まである長い梅鼠色( 灰がかった薄赤 )の髪が目立つ。髪を括った黒いリボンは少し古びている。同じく長い前髪は髪留めで右に流してはいるが瞳を隠すほど。
常に眠たげな目は淡く輝く琥珀色。
全体的に薄っぺらな身体付き。抱き上げれば驚くほどに軽く、栄養が足りているのか疑わしくなるほど。体重は40キロ。
太もも半ばまでの白いロングパーカー、ソックスガーターで黒ニーハイソックスを留めている。ゆったりとした服装を好み、足元はだいたいサイズの大きなサンダル。
手首を締め付けるのが嫌で、時計はいつもポケットの中。小さな小さな目覚まし時計。1時間ごとにこれまた小さな音でぴぴぴと鳴る。

ヒーロー活動時はと言うと、パーカーを深く被って視線を遮り、黒いマスクを付けるだけ。最低限に身元を隠しただけの装いである。


＿＿＿＿＿＿＿＿彼女の身体を、服の下を見るものがいたならば。

両腕に残る新旧様々な注射と点滴の跡や、身体前面には複数の切開痕を見つけることが出来るだろう。

それが一体何によって得た傷であるのか、きみが彼女に聞いたとき。少女は何食わぬ顔でこう答えるはずだ。
「 ＿＿＿＿＿＿実験のあとだよ。ぼくの身体をつかった、ね。」

【性格】
ナルコレプシーと同じような病にかかっており、いつでもどこでも寝てしまう。常に眠気に襲われているからか、他人より一拍二拍遅れた返答や薄ぼんやりとした受け答えが多く掴み所がない。

とは言え、彼女自身の性質はのんびりとした平和主義者とは程遠く、愛や友情などを信じない冷めたものだ。その出生故か、真の意味で他人を信じることは音子にとって何よりも難しい。
何事にも諦観が強く出るが、それでも自分が一番大事だと自称しており、自分が生きるためならば何をすることも厭わない。

上記の理由により、人よりカミサマやシキガミ、ディスコードに対する不快感がない。むしろ人間相手よりも好意的に接することが多いだろう。

自身を害せず、ついでに睡眠の邪魔をしないのであれば人当たりは良好かつ距離感は近い。睡眠と食べることと読書が好きで、運動と水浴びとがんばることが嫌い。

彼女が興味を惹かれるのは、同じように人を信じることが出来ない者である。
それは同類だからなのか、はたまた安心するのか。本人にすら分からないことだけれど、一度気に入った人間を嫌いになることはなく、ちょっかいをかけたり背後を着いてまわったりと、愛情表現は直球であり本能的。

ヒーロー活動に関しては、元々非戦闘員の科学者志望だったこともありあまり精力的ではない。ヒーロー名だって、自分の出席番号と言った適当ぶり。
自分のことは『 ぼく 』『 ねこ 』、あなたのことは『 きみ 』『 ○○ちゃん、くん 』( 学年問わず )

【戦闘】4
　┗/ ナイフ×3、危機察知

【探索】12
　┗/ 危機察知×4、疑心×3、記憶力×2、隠密、空間把握、応急手当

【容量】3

【能力】ミントヴァーベナ

［接触］対人対物問わず物理干渉可能な子牛のディスコード、発現させても殆ど身動きする事は無い。

［能力］このディスコードの能力は対象に強制的にあくびをさせる能力である。それ以上でも以下でもない、ただあくびをさせるというだけだ。

「 ディスコード＿＿みんとは能力、ぼくのちからだから。ぼくはぼく自身を裏切ることはない……でしょ？ 」

【備考】= 代替の器

／ 『 検体No.15 』
それが少女の名前だった。

少女の世界は小さな小さな研究室の中だけだった。そこそこ大きな病院の、陰に隠れた裏の顔。合法なのか違法なのかすら判別つかない実験で、少女は少女として出来上がった。
あらゆる存在のスペア。彼女という人間の代わりはいないけれど、彼女はみんなの代わり。
少女がどれだけ頑張ったって、誰かの代わりとなるべき存在に優秀さは求められない。ただ言うことを聞いて、そこに在るだけでいいのだ。

勤勉さも、愛嬌も、自意識すら必要は無い。
将来の夢も、持つことすら許されない。
いつしか少女は、ただただ眠るだけの人形になった。

／ 和枕音子という名前は、コード専門高等学校に入学する際に付けられたもの。複数の選択肢から自分で選んだものであり、ちょっと気に入っている。

／ 学園から電車で数駅、徒歩で30分くらいの場所にある古びたアパートで一人暮らしをしている。決して自由の身になったわけではなく、2週間に1度、病院に行き検査を受けることを義務付けられている。

／ 『 ナルコレプシーみたいな病 』は、身体に染み込んだイーコールの影響によるものであり、件の病とは似た病状であって同じものではない。だから治療法も確立されていない。
今は常備薬( 緊急時 )としてのカプセル剤と、1日1本の注射を行っている。

爬虫の王は、淡泊を呪っている。
「私の名を呼ぶのであれば、『トカゲ』と呼べ。それが最も、相応しい名だ。」
【英雄】トカゲ
【名前】Rep_1113_JPN
Reptilian Replicant:The King
【性別】男
【年齢】113歳(知能を持ってからの年齢では15歳)
【容姿】全体的に見てトカゲのような、腕脚の長い人型をとる生物。
武器となる笏を持ち、マントや王冠、ネックレスといった王のような装飾を身に着けつつ、爬虫類らしく服は着ない姿が印象的だろう。
身長は2.4m、尾の長さは1mほど。
長い腕脚の先には鋭い爪があり、顔の大きさの二倍ほどまで開く口には2対の牙が備えられている。

ヒーロー衣装はない。しかし、都市伝説扱いのようなものであるため、特な問題の方もないようだ。
普段は親友である一匹のトカゲがアンティークな懐中時計を持っている。
【性格】傲岸無比、呆然自若なる恐れを知らぬ『爬虫類』。性格はどちらかといえばよろしくなく、人を少しだけ困らせる癖がある。
喉を鳴らす笑い声はそれを示すように高らかで、強かであるがためにさらに厄介だ。

だが、あくまで『心優しく』あるがためのシキガミである。心根の穏やかである彼も例に漏れない。
豊かな感情は憧れたものであり、今持つそれ。
だから人を守る。だから他人の思いや、考えや、感情を知りたがる。その姿は、英雄と。ヒトと。何ら変わりはなかった。
王は民を見るものだ。

悪戯に多種多様な感情を持つヒトらに笑いかけるはずだ。「楽しく生きねば、欲をかいて生きねば、せっかく心を持った意味もないであろう？」と。いたずらのことはない。彼の全てにはあらゆる感情が溢れ返る。

爬虫の王は、淡白を呪っている。
呪い続けるであろう。
【戦闘】パルクール×2、蜥蜴の体、威圧感、筋力
【探索】爬虫疎通、カリスマ、視力
【容量】2
【能力】『ユージンフェローチェ』
【備考】特殊ハンドアウト『シキガミ』
彼はもとより知能のない、4足歩行のただ長寿なトカゲであった。齡が百を超えた時、トカゲは王へと姿を変えた。
前の両足は指が細かく伸び、腕には太い筋肉を作る。腰は据わり胴を持ち上げ、二足で歩くに足る形を作る。脳は大きく大きく成長し、言葉を話すまでの脳を作る。つまるところ、『ヒトのような姿』を作る。
そして何より、全ての爬虫類と話す『王』の力を、彼は得たのだ。
ヒトの脳とトカゲの生体がそれを成す。

彼が学園を訪れたのは、『カミサマ』に対する恐怖や憤怒の中で、一人で生き延びることに限界を感じたからである。
ずっと一人だった。王なれど、友は爬虫の他になかった。故に、自らのディスコードに疑問を抱いていたが、彼は学園にてヒトがどれほど面白い生物なのかを知ることとなる。
ああ我は、淡泊を呪っているのか。
そう認識するに、学園は最適であった。
【sv】「貴様、脚に蛇が絡まっているぞ。」
「………クッ。クココカカカカ………貴様、良い表情をするではないか。安心しろ、この我がいる限り此奴らは貴様を襲いはせん。」
「我こそ、爬虫の王である。」

─私は真実を愛してる、のよ！

【英雄】ヴェリテ
【名前】緋染 陽 / ﾋｿﾞﾒ ﾖｳ
【性別】女 　【年齢】17
【容姿】
太陽を思わせるような橙色の髪。
それをふんわりとさせて、三つ編みをすれば出来上がり。
ぴょんと跳ねた横髪はチャームポイントのひとつ。
もうひとつのチャームポイントはまろ眉。
パッチリとした白銀の瞳は少しだけ垂れ気味。
右の瞳の下にはホクロが縦にふたつ。
可愛らしいアヒル口に、お気に入りの赤い丸眼鏡。
華奢な身体に着るのは黄色ベースの制服。
チェックのスカートが一番好きな部分。
【性格】
ほんの少し臆病で、ほんの少し天然で、ほんの少しだけ怖がり。
それでも好奇心と勇気は一般人よりあって、この学園に入学をしたとっても可愛い女の子。
辛いものが苦手、甘いものが好き。ふわふわしたものが好き、カッコイイものには感嘆を。
嘘が付くのが苦手で、感情が表に出やすいのはご愛嬌。
【戦闘】1
　┗/ 運動
【探索】2
　┗/ 感知 / 魅了
【容量】7
【能力】トゥルー・ラブ
接触 : 対人対物問わず物理干渉可能、身長約160センチほどの少女の見た目をしている。一般人にも視認可能であり、普通の人間として映ることだろう。言語交流も可能で、気さくな性格をしている。

能力 : このディスコードは対象の身体能力を「標準」にし、ライセンスの数値を半減させる能力である。例えば、対象が能力を使って身体能力を強化した場合も「標準」に引き下げられ、対象が能力の影響を受けて身体能力が弱体化した場合は「標準」まで引き上げることができる。ただし、ライセンスの数値を半減させる効果は任意発動ではなく、能力を発動した対象に強制的に発動される。
【備考】=反逆の輪
両親に愛されて育った普通の女の子。
小さい頃に迷子になり、転んで泣きじゃくってた時にヒーローに助けられ、そこからヒーローを知って、いつしかそれは夢になって、そしてありったけの勇気を振り絞ってこの学園に入学した。

入学してから色々とあったけれど、落ち込む時だって悲しい時だってあるけれど、それでも毎日頑張っている。

自分が嘘を付くのが苦手だったり、騙されやすい性格のせいか、ちょこっとだけ嘘をつかれることが苦手。
だから本当のことを話してね、嘘をつかれた時に真実を知った時、ほんの少しだけ悲しくなってしまうから。

白鐘玄冬は快楽と魅惑を愛している。

【英雄】Bad Ass
【名前】白鐘玄冬(しろがね くろと)
【性別】男
【年齢】17
【容姿】画像参照。普段は制服を着ており、英雄衣装として和服を使っている。また、普段着の時に眼鏡をかけたり、任務の時に手袋をしたりとアクセサリは取っかえ引っ変えする事が多い。
【性格】快楽主義者の男。快楽を得る為ならば場所も手段も時すら選ばない。酷く軽薄で相手の気持ちなどは二の次で、彼の生まれついての性質が無ければ塀の中に居てもおかしくない人間だ。そんな彼の行動理由は至極単純で、彼にとっては人もカミサマも変わらない。快楽をくれる存在なのだ。むしろ、あらゆるモノのそれが見られる、感じられる場に立つ機会を得たのだから楽しまない理由がない。
特に魅力的だと、魅惑的だと感じた相手を好む傾向にある。また、その相手は尊重する節がある。
【戦闘】(4)
　┗/危機察知、捕縛、早脱がし、洞察
【探索】(3)
　┗/危機察知、観察眼、身体検査
【容量】3
【能力】
エロス
(宿主)白鐘玄冬は快楽を愛している

(接触)このディスコードは絶世の美女の姿をしている。対人対物問わず物理干渉可能であり、性技に特化している。

(能力)このディスコードは宿主の浸蝕×１個のシャボン玉を発生させるという能力を持っている。そのシャボン玉に触れた者は宿主の思い描く特殊性癖や性感帯を植え付けられる。


ローズアブソルモン
(宿主)白鐘玄冬は魅惑を愛している

(接触)対人対物問わず物理干渉不可。足に当たる部位は存在せず、常に浮遊する全長5mほどの女性。名にあるように薔薇のような衣を纏っている。発話は出来ないが自我はあり、身振りや態度で意思表示している。宿主の性質によらず美に執着を示しており、少々気位高く気まぐれな一面も見せる。

(能力)このディスコードの能力は錯乱である。彼女の発する芳香を嗅いだ対象は、その香りに魅せられて錯乱状態に陥る。効果の届く範囲は半径約10m以内であるが、特定の対象にだけ効果を発動させることも可能である。また追憶を1消費すると1ロル間は対象を深い昏睡状態に陥れることもできる。

【備考】
(特殊ハンドアウト)神聖血統
ディスコード(能力)を２つ選ぶ事が出来る。ただし浸蝕(上限まで溜まると暴走する数値)の上昇率が２倍。

(危機察知)
彼は幾度も人間にセクハラを繰り返していた。もちろん暴力による報復を受けることもあった。その日々は彼に危機察知を身に付けさせた。

(早脱がせ)
早業によるそれは既に戦闘に使える域にあった。

(洞察)
セクハラというのは相手に悟られると急に難易度が上がるものである。彼はそれを防ぐために行動予測や意識の死角を無意識に見極めようとする。

(観察眼)
彼の洞察の真骨頂は目測である。特にスリーサイズの的中率には目を見張るものがある。
また、相手の肉体、仕草などから(色んな意味で)弱い所を見つける。

(身体検査)
服越しも生身も触りまくった彼は、服に隠した物を見つけることに長けている。

一人の少女は夢を愛している。

【英雄】Anyone (エニワン)
【名前】枸橘 茨(からたち いばら)
【性別】女
【年齢】15
【容姿】153cm。やや赤みがかった黒髪のおさげを後ろに二つ垂らし、前髪をヘアピンで留めている。赤いジャージとランニングシューズを愛用しているが、コスプレも好んでいるため機会があればどんな服も嬉々として着こなす。
早寝早起きの健啖家であるため血色がよく、瞳はいつも爛々と輝いている。
ヒーローとしてのトレードマークは縁日で買ったお面。誰でも真似できるような特徴だが、だからこそこれだけは決して譲ることはできない。
【性格】日曜日の朝は早起きし、月曜日の放課後にはコンビニへ一目散に走っていくアニメ、漫画、特撮好きな女の子。特にアクション多めのバトル物が好みで、自身もヒーローに憧憬を抱いている。
可愛いよりも格好良いを優先する趣味ゆえか話の合う友達が同年代の同性よりも年下に多いが、本人の精神年齢が若干低めなのであまり気にしていない。

「好きな物はヒーローとチキンの入ったオムライス！特技は八極拳で、漫画で読んだのが格好良かったので習いました！」

活発で好奇心旺盛なため「格好いい！」と感じたことは即実践する行動力と満足するまで諦めない継続力があり、漫画に触発された八極拳も持ち前の瞬発力も相まって、暴漢を打ちのめせるほどの腕前となっている。最近は水面を走ろうとプールで頑張っている。

「夢は自分の想い描く未来です。どんな形でも、夢を叶えるっていうのは未来を創るのと同じなんです。そんな神様みたいな凄いことができるなんて、もうすっっっごく！格好良いと思いませんか？」

彼女は格好良いものが好きだ。そして夢見る人が好きだ。ヒーローが好きなことすら、そういう夢を見ている自分が好きだからなのかもしれない。
もし彼女に夢の話をしたならば、例えそれがどんなに荒唐無稽なものであっても瞳を輝かせて応援し、あらゆる支援を惜しむことはないだろう。

そんな何にでも「格好良い」を見出す彼女のたった一つだけ許せないこと。それは夢を奪うことに他ならない。

【戦闘】6
　┗/八極拳×2 瞬発力×4
【探索】1
　┗/元気
【容量】3
【能力】ジルバイ
【接触】対人対物問わず物理干渉可能。ただし自我も持たず、自律行動もしない。とてもかわいいメルヘンチックなステッキである。決して壊れる事も欠ける事も折れる事も無いので鈍器としては最適である。
【能力】このディスコードの能力は変身である。このディスコードを振り回してそれっぽい台詞を吐く事で宿主はあらゆる姿に変身する事が出来る。その姿に適したライセンスを1時間のみ合計5つまで取得する事が出来る。
【備考】
ヒーロー。それは肩に希望を乗せ、胸に勇気を秘め、背に平和を背負う者。少年少女はその姿に、「かくありたい」と己が夢を見る。

だからヒーロー達が居なくなった日、その夢は無残に打ち砕かれた。

絶たれて、辛くて、哀しくて、嘆いて、叫んで、泣いて、泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて​泣いて───────​───────そんな人々を見て、自分がやらねばと奮い立った。

夢は未来を創る原動力だ。夢亡き人にどうして新たな世界が創れるだろう。

故に少女はヒーローとなる。チープな仮装で身を包み、一般人と見紛う姿で拳を握り無言で語る。

「私は貴方達と同じヒーローに憧れた一人です。だから貴方達も私に、ヒーローになれます。夢は砕かれても、決して消えることはないんです……！！」

夢に終わりなし。不屈の花はその証明のために戦い続ける。

されど目指すものが砕かれた夢ならば、いずれ至る末路も同じだろう。

何故なら彼女は​───────​───────​────​『最終兵器』

探偵は正常を呪っている。

【英雄】キャリコ
【名前】小室　耕助
【性別】男性
【年齢】18
【容姿】
身長177㎝。邪魔になるからと髪はなるべく短く切り揃える。少し眉が垂れ気味、お気に入りは白のパーカーでよくそれを着ている。
詳しくは画像参照
【性格】
一人称は私。二人称は君、さん、呼び捨て等。自信家であり、学園の何でも屋で学園の名探偵でもあると自称している。人懐っこい笑みを浮かべて人に関わろうとする。過去の話を聞くのが好きらしいが、反面自分の話はそれとなく避ける。
【戦闘】(2)
　┗/推理　護身術
【探索】(5)
　┗/ 推理2　心理学　洞察　隠密
【容量】(3)
【能力】仮(N°5 ロー)
【備考】=(神託の聲)
ルクレルク人の迫害を目にした事がある。幼い頃のあやふやな記憶でも酷い騒ぎだったのを覚えている。
誰も止めようとしない、幼い私は親に手を握られて近づけなかった。
親はこれが普通の事なんだと私に言って聞かせた、これが正常な人の行いだと。

困った事は自分に任せろ、とはいうが彼に任せても大体解決しない。常識なんて時代ごとに変わっていくと考えている。それ故なのかカミサマやディスコード等の超常的存在もすぐに受け入れている。

彼女は芸術を愛している。

【英雄】colorful
【名前】岡本　塔花(おかもと　とうか)
【性別】女性
【年齢】16
【容姿】
身長167㎝、赤茶色の髪を腰下辺りまで伸ばしている、前髪だけは目元から上になるように整えている。
安いシャツやパンツなどを普段使いしており洒落っ気がない。
人と出かける日くらいは多少のおしゃれもするが、親に選んで貰ったものな上にその数も多くはない。
中学時代の友人に貰った緑のリボンがトレードマーク。
【性格】
芸術、特に絵画を好む。風景画、肖像画、歴史画、風俗画……彼女はジャンルを問わず愛し、ときに自ら描いてみせるほどに熱中している。
彼女は気に入った人に対しては男女問わず、初対面だろうと関係なしにモデルになってほしいと頼み込む。一方であまり個人に執着もしないので、断られたら残念がりはするがすぐに引き下がる。

【戦闘】(2)
　┗/投擲　見切り
【探索】(5)
　┗/芸術(絵画)3 観察 空想
【容量】3
【能力】ドラッカーノアール
【HO】導きの力
【備考】

彼女は芸術系の学校を選ばなかったのは自らの絵で生きていくつもりがあまりない為。
描きたいものを書くのに世間的評価は承認欲求や"仕事“でやっているという意識を産んでしまい邪魔をすると考えた。

なんなら金もいらない、と格好つけられたら良いのだがまだ齢16の学生。そういうわけにもいかない。
安物の服などで節約していても画材は彼女にはまだ高く、描くために仕方なくネットで完成品を売る事で多少の画材費を稼いでいる。

勿論信条の為に自分ではやっておらず、販売手続きや金銭のやり取りは親に頼んでやってもらっている。
もし儲けが出た場合は現金ではなく画材を買ってそれを渡してもらう事になっている。