創世論とエリアーデの証明

音戯華子は音楽を愛している。






『アンコールッッッッッッ！！！！！！！！！』












「『オトギハナシ』はッッッッッッッッッ！！！！！！！『音楽』を愛しているッッッッッッッッッ！！！！！！」
【英雄】オトギハナシ
【名前】音戯 華子（オトギ　ハナコ）
【性別】女
【年齢】16
【容姿】容姿参照。身長162cm、ショートで切られた髪の理由は、暑いから、らしい。『髪の毛ロング、暑くねの歌』を彼女が音楽室で一人演奏しながら歌うところを生徒数人が目撃したので、恐らく事実である。『私にロングは似合わねぇ　必要なのはいい声といい楽器　それから伝える相手と伝えたい事だ　私にロングは似合わねぇ　暑い服着ておしゃれしてる暇があんなら　私はショートで裸で　熱い歌を謳うんだ』

だそうだ。
本人に言うと口を聞いてくれなくなるので注意。
【性格】ギターさえあれば、一人で何時間でも部屋にこもって作曲し続けている。ギターがなくても一人でフレーズを考えている。彼女はすごく不器用なんだ。普段は全く喋らない。本当に、喋らない。吃音等の先天性の病気があるわけではなく、本当に喋るのが苦手なのである。



だが。




引っ込み思案、根暗、そんな言葉は彼女を形容しているとは言えない。




彼女は歌う。
歌うことでしか、自分を表現することができない。


【戦闘】4
　┗圧声×4
【探索】4
　┗表現力×4
【容量】2
【能力】レットイットロック
‹宿主›君は傾奇を愛している
‹接触›対人対物問わず物理干渉可能。それは弦楽器の形をしたディスコードであり、自律行動も自我も無い。楽器としての機能は十分でありアンプやエフェクター等に繋がずとも宿主の意志を感じ取り奏でた音を変質させる。
‹能力›このディスコードは強者への反抗や開放を愛する者にのみ宿る。能力は背中を押す事。いつの時代も真に人の心を動かすのは芸術である。宿主が奏でた楽曲とそれに乗せて声帯から吐き出された感情表現は必ず誰かの鼓膜を揺らし心を震わせる。その音が聞こえる限り宿主が任意で選択した対象者の潜在能力を100％引き出す事が出来る。選ばれた対象者は自身の持つライセンスの中で最もふさわしい物を1つを10倍に重複できる。
【備考】特殊H.O.『導きの力』


『抗え　弱くたっていい。


辛いなら　歌え


立ち上がるのは　歌ってからでいい』

彼は「好奇心」を愛している。

【英雄】キュリオスワーカー
【名前】図画 コーサク(ズガ コーサク)
【性別】男
【年齢】17
【容姿】身長は165cm、白緑色の短いふわりとした髪に、謎反射で目の見えないぐるぐる丸メガネ。少しボロのシャツの上にはエプロンをかけ、オレンジ色の宝石と緑色のリボンのついたループタイを着けている。
靴は右がスニーカー、左はスリッパ。
【性格】一人称は「ボク」、二人称は「キミ」。「であります」が口グセの元気で真面目な少年。よく技術室に居る。とかく好奇心旺盛でジャンル問わず何にでも興味を持つがかなりの飽き性なのがたまにキズ。その中でも好きで昔から続けているのが工作と機械の分解。…しかし分解したものを元に戻すことはできないらしい…
何故か常に金欠。

「お〜っ！その時計！なんとも興味をそそるデザインでありますな！！是非ともボクに見せては…ちょっと！なんで逃げるでありますか！！」

【戦闘】3
　┗/工具×2/小細工
【探索】4
　┗/分解×2/工作/交渉
【容量】3
【能力】トミーガール
【備考】= 術式血統
彼の家庭はとても裕福とは言えなかった。しかしそんな彼にとってはこの世界そのものが好奇心の種だ。つまらないと思える事はこの世に一つも無いだろう。
ここに来たからには、何か本当に好きな事を探さなければ。


「なんでも一回試してみる事が大切なのでありますよ！…すぐ飽きちゃうのは…その…見逃して欲しいであります…」

縁は輪廻を愛している。

【英雄】縁(よすが)
【名前】坂入　縁(さかいり　えにし)
【性別】男
【年齢】17
【容姿】画像参照、身長179cm 、痩せ型。髪の右上半分が濃灰色で左下半分が白くなっており、目の色もそれに応じて変わっている。左上腕部に「6315」の数字を彫っている。
【性格】一人称「僕」二人称「君」。気品と清楚に満ちた頭脳明晰な生徒。誰に対しても親切丁寧で友好関係も広く、頭脳明晰で人望も厚い。整った容姿とも相まって英雄というより寧ろ“王子”という言葉が似合いそうな少年だが、それは彼がただただ究極的な「博愛主義者」だからだろう。日常生活や日々の行動於いてその拘りや思想の片鱗がうかがえる。例を挙げるなら、特定の趣味や嗜好を持たないようにしていることや、苦手、嫌いとするものがないことなど。また「死生観」に関して独自の感性を抱いている。
【戦闘】(3)
　┗(体術×2 回避×1)
【探索】(3)
　┗(話術×1 記憶力×2)
【容量】(4)

【能力】(サムサラ)
【備考】彼には二年前に亡くなった姉がいる。

「＿＿＿私は、混迷を呪っています。」

【英雄】グレーブ・マーカー
【名前】Sion・Forsyth(シオン・フォーサイス)
【性別】女性
【年齢】17

【容姿】
身長160センチ、容姿を簡潔にまとめるなら…

いや、簡潔にまとめる必要もないでしょう。

優しい桃色の髪はポニーテール、エンジェルブルーの瞳に輝くネプチューンの瞳孔。白い肌には薄らとメイクが施してありますが、流行りのメイクとは程遠いでしょうね。

ほんのり紫を纏った黒いワンピース…彼女にとっての〝モーニングドレス〟は大きなリボンの蝶々が二つと、大胆かつ動きやすさを重視したフリルのついたスリット。

黒いニーソから覗く肌は、不安を煽るほど白いでしょう。

半顔を覆うレースと蝶々、それと華々のヘッドドレスの下は…


…いえ。



…いいえ、知らなくて良いのです。



可愛らしい乙女の秘密だと、思ってくださいまし。


不幸自慢なんて、お客様の前でしてはなりませんから。

【性格】
一人称はお客様の前では「私(わたくし)」。プライベートでは「わたし」。

実家が葬儀屋の、遠くから見ればミステリアスな…女性と呼ぶには若く、少女というには大人びた人物。

けれど側から見ればどうでしょうか、案外お茶目な部分もあったり、なかったり。不思議ちゃんなのかもしれませんし、意外とドジだったり。

また、運動がとても苦手です。敵地に出撃する際、皆さんと同じスピードで到達することはほぼないでしょう。

＿＿＿けれど、彼女は〝絶対に〟迷いません。

地理が苦手な貴方が地図を見るのに時間を潰すことも、ないのです。

人見知りな貴方が人に道を聞いて回ることも、

…誰より寂しがりな貴方が、迷うことへの恐怖へ涙を流すことも。

「＿＿＿誓いましょう。私が、貴方を最期まで迷わせないと。貴方がもし、最期を迎えた時は…」

「私が、貴方の墓標に、＿＿＿〝グレーブマーカー〟に、なりましょう。」

貴方に進む意思がある限り、貴方が迷うことは有りません。
【戦闘】2
　┗回避×2/精神力×1
【探索】5
　┗空間把握×2/聴力×2/説得×1
【容量】2
【能力】ラ ヴィ ドゥ ボエム
【備考】

＿＿＿お葬式って、ご遺体を弔うのにも様々な方法がありますよね。

火葬、土葬、水葬とか…

実家が葬儀屋で、私は本来後継で…

そう、私自身…〝お客様のご案内〟のお手伝いをする事があったんです。

そんな私ですが、少し前に…学園に入る前に、一度だけ。私が、執り行った葬儀があるんです。

…とある、女性だったんですけれどね、

運動は苦手ですし、頭の容量も普通で、平凡な人でした。

ただ…強い精神力と、職業柄もあるでしょうけど、お客様に寄り添える思いやりがありました。




そんな人がね、カミサマになってしまって。

真っ赤に燃える炎…、私もそれで、ほんの少しだけ火傷を負ってしまったんですけれど。

そんなことは、そんなことは…どうでも良くって。

周りの人が、その人をどうにかしようと、水をかけたり、色々な手段で攻撃をしたり、大忙しだったんです。

でも、私だけでした。



＿＿＿お母さんの、〝声が聴こえた〟のは。





シオン・フォーサイス…ヒーロー名、【グレーブマーカー】。

ハンドアウト＿＿＿



【信託の聲。】




…私が、はじめて執り行った葬儀ね。
＿＿＿私の、お母さんだったんです。




「＿＿＿私、グレーブマーカー…お客様は、誠心誠意…最期まで、お送りし＿＿＿」

「ま゛」

「………ぉ、」

「……あ、あの…か、顔に、蝶々が、ですね…こ、これ取っ、取ってくだ、さりませんかっ、あの…っ私、あまり、触りたく、なくて…ですね…」

Gaill Monochoriaは探求を愛している。

「僕ァ科学を愛してる」

彼は科学を愛している。

【英雄】R/SE(ライズ)
【名前】Gaill Monochoria(ゲイル モノコリア)
【性別】男
【年齢】18
【容姿】身長：181cm / 体重：58kg
見るからに不健康。随分とお日様の光が足りていなそうな長身痩躯の男。或いは不健康の賜物だろう、顔は年齢より幾許か老けて見える。大きい身振り手振りに纏った白衣はひらひら翻る。
曰く「クールでスマートな科学者」..........らしい。
【性格】気さくで陽気、且つ余念無き科学好き。劇的な切っ掛け等無く、ただ物心ついた時より純然たる探求を続けて来た。其の物心がついたのが多人種の孤児院だった事が影響してか、時折言葉に異国語が交じる。かなりの頻度で抜けた面が見られる。
【戦闘】2
　┗/物理演算的思考/動体視力
【探索】4
　┗/科学知識/機械知識/空間把握/器用
【容量】4
【能力】レッドドア
〈接触〉このディスコードは大型トラック同様の大きさを誇る無機物である。対人対物問わず物理干渉可能だが自律行動はしないが自我は在るとされている。されている、というのはその自我を表現する事が一切ないという事である。発現すると空中に浮遊した状態で現れる。
〈能力〉このディスコードの能力は時間の停止である。条件は目標を設定する事。例えば、目の前の障壁を破る事を目標として能力を発動した場合、その障壁を破るまで宿主以外の全ての時間が停止する事となる。逆説的に絶対に達成できない目標を設定した場合、老衰して止まった時の中で死亡し、宿主以外の視点からは宿主が突然白骨化して死んでしまう事となる。








『逆説的に絶対に達成できない目標を設定した場合、老衰して止まった時の中で死亡し、宿主以外の視点からは宿主が突然白骨化して死んでしまう事となる。』








【備考】
彼は科学を愛している。
ならば科学はどうか。













_______特殊HO：叛逆の輪。

或いは、其の四字とディスコードが彼の才能で。
或いは、其れしか持ち得ない無能だ。

彼は演出を愛している。
「オーウィ。僕に力を、貸してくれ。…変身！」
【英雄】トランス・オーウィ
【名前】八雲 錐(ﾔｸﾞﾓ ｷﾘ)
【性格】彼は物腰の柔らかな態度を取りつつ、ストイックで憧れ続ける『ヒーロー』だ。
彼の理想は、常に彼のまだ届かないところにある。むしろそれを死ぬ気で目指すような、熱さを心に秘めているヒーロー。

彼は、才を持ち合わせていなかった。いくら血の滲むような努力をしようとも、第三の子孫として相応しい能力は持ち合わせていなかった。
それでも挫けず、才がないことにもはや喜んでさえいた。それ以上の最高の『演出』はないと。

滅びた祖国の姿も知らず、親の顔もなかなか見ることはできず、守るべきものがないまま孤独にヒーローを憧れ続けていた。
たった一人の家の中、彼は真似事ばかりをした。『演出』を愛した。
演出のため、ただそれだけのためでも、いつか消えていった両親に憧れた。
その力がなくとも得るために戦い、姿を形作ってきた。憧れ、自らを飾る演出を愛してきた。
誰かを守る、強いヒーロー。そんな姿を夢見る、そんな姿へ進んでいく、自分の姿を。

だから彼には才があった。オーウィは熱い心に、『人を守りたい』と強く願う彼に応じた。

向かい風は最高の演出だ。
だから彼が挫けることはない。
憧れたヒーローは、次に憧れられる人間として。責任を背負い、強い意思の上に立っている。
だから彼には、才があったのだ。
【容姿】画像参照。
だぼっとしたシャツやサルエルパンツを身に着け、その下に手先足先まで覆ったウェットスーツを下着のように装着している。
ハーフのため金髪黒眼。身長187cmでがっしりとした筋肉質な体つきを持つ。
【戦闘】キックボクシング2、危機感知、挫けない心
ヒーローであるために。
【探索】衣装制作
演出を愛する。自らを飾る、憧れる姿は自らで形作るものだ。
【容量】10
【能力】オーウィ
【備考】長袖の薄くだぼっとしたシャツとサルエルパンツの下には黒の全身を覆うスーツを着ており、さらに外骨格を畳んで服の中に隠してある。
ヘルムやベルトは鞄の中に入っていたり、オーウィによって浮いている時もある。
肝心の変身だが、腕輪の時計をベルトに差し込み首元のボタンを押す。そして『変身』と声に出すことで、オーウィによる補助を受けながら外骨格を展開しヘルムも装着するという寸法だ。
服や靴は他のオーウィが憑依し、待機するか別行動という形になる。
とはいえ、スーツそのものに力はなく、着替えただけではコスプレ道具に過ぎない。
故に、それを彼の装備とするに、オーウィは更なる補助を加える。
オーウィには『一般人ほどの身体能力がある』。
腕や脚の造形にそのオーウィたちを宿らせれば、その力にあやかることができるのだ。彼の体の限界で言えば、総じて実質的に身体能力を人間の3倍までに引き上げる。

彼のこだわりとテーマでできたスーツは、その能力により完全な『ヒーロースーツ』に。
演出を好む彼であるからこそ、望む姿へと成れたのであろう。
【SV】
「僕は八雲 錐。見ての通り、第三の血族だよ。よろしくね。」
「僕はヒーローだ。誰よりも諦められない人間だ。だからまだ、挫けるわけにはいかない。」
「この体が『ヒーロースーツ』である限り…僕は負けないと、思って貰おうか。」

少年は、勝利を愛している。

【英雄】レッドスパイク
【名前】秋守 真紅郎（アキモリ シンクロウ）
【性別】男
【年齢】17
【容姿】身長160cm、ツンツンと元気な赤髪は視界の邪魔に成らないようにポンパドールに纏めている。やや目つきの悪い赤目がトレードマーク。学ランの中にパーカーを着用している。能力装置として常に深紅のホールクロックを背負っている。
【性格】愚直で感情的で直情的、曲がった事が何より嫌いで常に正しくあろうとしている。幼い頃から正義のヒーローに憧れており、特撮ヒーローに特に執心していた。負けず嫌いでやや稚拙である。一人称は俺、二人称はお前、など。
【戦闘】8
　┗/拳×8
【探索】1
　┗/志×1
【容量】1
【能力】グラットシエルテュべルーズクリミネル
【備考】=ドルイド
ヒーローが消えた７日間により被害に遭った一般市民の一人。意識不明で入院していたせいか周囲には多くの遅れをとっている。彼が彼たる所以は、遅れた時間の全てを取り戻そうとするのではなく一点集中で拳だけを極めた愚直な所と云えよう。自分と同じ被害に遭った者の中には幼馴染の女子生徒も含まれた居たそうだ。

「忘れるなんて、無いんでしょう。」
「…きっと古い記憶が錆び付いて、思い出せないだけだから。」

彼女は、我楽多を愛している。

【英雄】lilac (ライラック)
【名前】リラ
【性別】女性
【年齢】17歳

【容姿】
身長150cm。身体の未成熟さというアポリアの特徴を持ちながら、醸す雰囲気にはあざとさや幼稚さと言ったものを含まない。少しばかり日に焼けて赤くなった白い肌、ふわふわと生茂る麦畑を褪せた古い写真の世界に閉じ込めた様な髪、紫丁香花の彫られたロケットペンダント。セピアに染まる両目は片側を悪くしてしまっていて、右目ばかりが景色を眺めている。服装は本人の嗜好によって英国クラシックな風味に纏まっていることが多い。小綺麗な容姿だが、身に纏うものは殆どが古着屋で漁ったものらしい。

【性格】
当たり障りの無い性格、悪く言ってしまえば個性がない。クラスメイトの中で目立ちも隠れもせず、でも確かに周囲から“いい子”という評価を得ている…そんな、パッとしない立ち位置を自ら築き上げた。其処から不動として、皆に平等に接するのも彼女のスタンスだ。誰も疑わないし信じない、敵はおろか、味方…つまりは友達さえも不要としてきた。そんな穏やかな孤独を住処として今までの人生を歩んできたが、今後はどうしようかと、多少の揺らぎを抱えていたりもする。

彼女は内側に懐かしさを孕む我楽多だ。皆が将来の夢や目標、それ故に生じる様々な苦悩に揺れ動く中、ひとり眩しさに耐えられず背後を向き、仄明るい過去の日々を想起する癖があるもので、どうしても針を進めることが出来ずにいる。趣味の日記を書き綴っては思い出に取り憑かれ、取り残され続けることを心地いいとすら感じつつあるのだが、それと同時に…『何かを忘れてしまった』と言う不安感に常日頃から襲われる。何を忘れたのか、思い出せないのか。決して小さくはない罪悪を手に入れて、次第に忘れることを恐れるようになっていった。彼女をより一層、過去に縛り付ける杭となったのは言うまでもない。

そんな、ヒーローにも科学者にもなり得ない彼女は、『誰も何も忘れないように』という願いだけを灯りとし…誰かの残したちっぽけな、其れこそ“我楽多”みたいな記憶にさえ、静かに寄り添おうとするのだ。

【戦闘】1
　回避

【探索】6
　植物学/記憶力2/裁縫/修復/読書

【容量】3
【能力】『イプノーズ』
このディスコードの能力は見掛け倒しである。壊れた物や破損した建物などに張り付き、健常な姿へ戻すだけのディスコード。塵だ芥だと誰かが捨ててしまったガラクタを優しく拾い上げる君だからこそ、生き物ですらないそれらの最期さえ綺麗にと願うのだろう。あくまで姿を元通りに見える様に戻すだけであり、対象物の機能は復元されないし、欠けた部分に虚像が張り付いているだけなので欠損部分には触れられない。あくまでそれは一時の夢でしかないのだろう。


【備考】
［HO:アポリア］

右腕の腕時計は正しく時を刻めない。
長針、短針は錆び付いていて震えることはなく、秒針は延々と逆回りを続けている。


停滞を享受し懐古に耽け　永遠の麦畑に佇む


…彼女の愛するこの我楽多は、その象徴に他ならない。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿


春と薄日、
私の友達。

その姿が今はもうすっかりみえないのは、散る様に消えてしまったから。
あの声と、顔、名前を。私の心が背伸びをしようとして、一瞬でも必要としなくなったから。

唯一思い出せるのは遠い春のこと。
脳内をやけに感傷的な思考が駆けた時

静謐の中で満開に、胸いっぱいの4月の香りを遺したあの子は、


花曇りのずっと向こう側。
そこで無色透明になったんだと。


ふりかえれば　紫丁香花が咲くばかり



「　私、忘れてしまったの。　」



＿＿＿＿＿＿＿＿＿

我は革命を愛している
【英雄】李洲(ﾘ•ｼｭｳ)
【名前】彼は和名である自分の名を好まない。
【性別】男
【年齢】19
【容姿】顔の骨格はずっしりとその丈夫さを窺わせるものの顎は細くその大きさを顰め高く止まった鼻は美形と形容して差し支えはないだろう。見た目は小さく見えるが開けば広い空間があることを知覚できる口に犬歯が光る。いつも気怠そうな目は会う者にやる気のなさを感じさせてしまっても仕方はない。切るのがめんどくさいと後ろで束ねたのと垂れ下がった二本の束の髪の毛のせいで女と間違われることも少なくない。そうやって声をかけてきた男が絶句し彼が発する言葉に心を刺されることは多言を要さないであろう。
中国への強い憧憬を抱いているためいつも着用する服は中華服を好む。彼がいつもお金がないと奢りをせびるのはこれが理由なのか否か。
(画像参照)
【性格】性格が悪い。彼は周りの人間から一言多いと何度言われたことだろうか。とはいえ、彼の推理力や直感、頭のキレには目を見張るものがあるし、自分が愛したものや尊敬する者には一定の敬意を払ったりや愛情表現を不器用にしたりする。これ以上ないほど不器用に。また面倒臭い事を極端に嫌う。よく言えば効率を重視するという事だが単に面倒臭く疲れるからだ。
これ以上の説明はいらないだろう。これ以上でもこれ以下でもない。
【戦闘】4/武闘*4
拳法を主に好むが戦闘が苦手なため、自分から交戦するということもないだろう。
【探索】5/推理力*3 直感 器用
【容量】1
【能力】ゴースト
【備考】昔、彼は幼い時に中国に住んでおり、その影響で中国文化を好む。

+彼女は平等を愛している＿＿。

【英雄】ファーマシー･パルファム
【名前】ソフィア･ルドベキア
【性別】女
【年齢】16歳( 2年生 )
【容姿】+普段+
+赤茶色の長めの髪をひとつに縛っている。
+何処か見透かす様な目の色は薄めの紫色で、少し眼力が強い。
+紺色の集中眼鏡を掛けている。読書や勉強の時に集中したいというのもあるが、英雄の自分との差を付けて静かに過ごしたいという気持ちもある。
+学校では学生服をきちんと着ており、私服も至って普通。スカートだったり、ワンピースだったり。大人しめの色合いの服を好んでいる。眼鏡以外の飾りはつけていない様だ。
+身長は163。体重も身長に合ったものであり、平凡。
+特に特徴の無い平凡な女子高生。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
✧英雄衣装✧
✧淡い色合いのノースリーブワンピースに、白衣の様な上着を羽織っている。
✧白のロンググローブを付けている。
✧眼鏡は外しており、髪の毛も髪ゴムではなくリボンで縛っている。
✧靴は動きやすい様に厚底ではないハイカットスニーカーか、ブーツ。
【性格】+カミサマだろうと英雄だろうと、害なすﾓﾉ以外には基本的に種族差別等をしない。" あの種族のせいだ！ "と言われれば怖いと思いながらも｢ でもそれはその子の起こした問題じゃない、ですよね..？ ｣と言えるタイプのしっかり者。
+戦闘は好まず、静かに読書している方が性に合う様で図書館等の本が多い所を好む。知識の量は本によるモノが多い。
+大人しく、遠慮しがち。卑下する事もしばしばあり、傍から見たら物静かな子。
だが実の所至って普通の女子高生で、お喋りや買い物、お祭りやパーティー等は人並みに好き。外見によらず結構普通に喋る。
+賑やかな所は避けがちなのだが、中心に立つ等の縁が今までになく、疎遠だったから不慣れなだけらしい。
+9月21日生まれで、誕生日は必ず友達や家族と過ごしたいタイプ。1人の誕生日は嫌いじゃないらしいが寂しいものは寂しい。
+一人称は｢ 私( ﾜﾀｼ ) ｣二人称は友人なら呼び捨てや愛称、他人ならばさん付け。
【戦闘】(数値)2
　┗/(ライセンス)危機察知、薬学
【探索】(数値)5
　┗/(ライセンス)図書館、博物学、観察眼、薬学、記憶力
【容量】(数値)3
【能力】(ディスコード名)トラブル イン ヘヴン
【備考】=導きの力
+彼女は人前に出るのが苦手、無縁だったから中心的人物になる事も立つことも不慣れだが心は人一倍全うだと思われる。
+平等を愛し、平等に接する。無意識的に平等を意識してる彼女の言葉には、人を導かせる何かがあるのだろう。

誰かの前に立っていないからこその言葉が、誰かの心には響くのかもしれない。

+ちなみに彼女の友達と呼べる者は入学してから自身のディスコードただ1人らしい。友達、皆平等に増えると良いね。