~~~研究条件~~~
フレデリック・バートンは非常に研究員たちに協力的だが、保護も捕獲も出来ず、居住区や研究所に招き入れるとその地区全体が風化してしまう可能性がある為、彼を一点に留めておく事は出来ない。
故に研究を進める場合、彼と平行移動しながら会話のみで研究を進める他ない。
また、彼は大気すら風化させ浸蝕を撒き散らす為、1行動(1ロル)を共にする度に侵食を1上昇させてしまう。
汚染区域にて発見されたカミサマであり、元は人間であったとされ、人間と同等の知性と自我を持つ固有のカミサマである。
彼が発見された時、彼は呆然としながら人気のない道をひたすらに歩み続けており、異様な程に浸食されたその姿を見て、研究員は声を掛けたという。ただし、彼は近付くなとだけ答え、研究員の制止にも応えなかったので捕獲用ネットで取り押さえようとした所、彼に触れた捕獲ネットはたちまち風化し捕獲には至らなかった。
彼は180cmの男性で変異した自身の被膜を衣服の様に纏っている。身体から変異した骨格が突出しており、表皮には赤く発光する血管が浮き出ている。言葉は常に短く必要最低限であり、何にも関心を持つ事は無い。
彼の身体に触れたあらゆるものは即座に風化し塵の様に腐り果てるので捕獲も保護も不可能である。それは彼の意志や意識の有無に関わらず常に機能している為、彼は一定の場所に留まらず常に人気のない地域を転々と放浪し続けている。
本人曰く長く一点に触れ続けると風化範囲が累乗式に広がるらしく、眠る事も休む事もせず地球全体を風化させない様に放浪を続けているのだという。研究員たちの間では彼が生命活動を終えた場合、その風化のコードは機能し続けるのか否か、もしも機能し続ける場合、地球がどうなってしまうか推論を立て続けているが未だに結論は出されていない。
~~~調査報酬~~~
Version.1:関係者の侵蝕を1上昇させる
Version.2:コード【腐食】解放
Version.3:研究データ【0236】解放
Version.4:関係者の侵蝕を1上昇させる
Version.5:コード【進行】解放