メランコリック
～～～討伐条件～～～
現在の人口よりも遥かに多い被害を及ぼした、"最も古い"カミサマである。
事実、私もこの調査書を書き終えた暁にはきっと死んでしまうだろう。それは凶悪で、人の心に食いつき離れない危険なカミサマ。
私達は生物だというのに、その義務に反させる力を持っているのだ。生きることを疲れさせるのだ。
…後の研究は、後続に任せることとする。
前任者の死亡により文書引き継ぎ。
メランコリックは感染症式のカミサマであり、さまざまな要因を深く捉えさせ自殺を促す症状を持つ。
思いの捌け口を作ることにより症状を緩和させることができるが、完全に治療するためには長期的なカウンセリングが必要である。それも、人によって解決法は全く異なるだろう。
治療困難な感染症ではあるが、今のところこれは人間の手でしかどうにもできない。
その手を、差しのべてほしい。
調査はカウンセリングによって進む。
～～～調査報酬～～～
Version.1：関係者の侵蝕を2上昇させる
Version.2：関係者の侵蝕を2上昇させる
Version.3：関係者の侵蝕を1上昇させる
Version.4：研究データ【0600】解放
Version.5：関係者の追憶を1上昇させる
【報告書】Version.1 01/07
【調査員】Lay=Rabet、狗咬当馬
【記録員】デボラ
＿＿調査報告＿＿＿＿＿＿＿＿
デボラさん、こんにちは。
たのまれていたおしごと、おわりました。
....あ、この腕は...
えと...
カウンセリング、ちょっとだけだめだった、みたい。
もしかしたらぼく、いぬがみさんを
もっとつらくしちゃったかもしれないです。
ぼくも、つらくなっちゃいました。
カミサマのせい、なのかな。
ほんとうに、
そうなのかな。
ぼく....
ちょっぴり、ちがうとおもいます。
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カウンセリング担当：レイ・ラベット
感染者：狗咬当馬
カウンセリング担当者の証言によるところ、感染者は非常に情緒不安定な状態にあったが、
カミサマからの感染そのものを認める事はなかったそうです。
また、カウンセリング担当者も一時的に動揺の状態に陥ったため、感染力は甚大なものと見られます。
カウンセリング担当への聞き取り、レポートの作成提出は前任者デボラが行いました。
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【報告書】Version.2 01/14
【調査員】白雪、狗咬当馬
【記録員】アルマデル第八支部11番小隊所属 狗咬当馬
＿＿調査報告＿＿＿＿＿＿＿＿
なんも変わっちゃいやせん。
あっしゃあ未だに“健常”ですぜ。
調査結果：感染者に大きなストレス反応を検出、カウンセリングの見直しが必要か