【識別番号】SIT_7777_ JPN【通称学名】七日業剣は【識別番号】SIK_6074_JPN、【通称学名】色無七門の七門目に出現する大剣型のカミサマである。
七門目は此方からの干渉を遮断する為(被験者の持つ通信機器にアクセス出来たのは一秒未満であり、その映像からは岩に突き刺さった七日業剣の姿が確認された)、どのような経緯を以て被験者が七日業剣を入手したのかは不明である。
七日業剣を入手した被験者はワープポイントからアルマデル第八支部に帰還し、会話が可能であった事から一見危険性の無いように思われた。
だが、帰還してから七日間の内に、被験者は七日業剣を用いて研究員48名を殺害、或いは重傷を負わせ、その後自らの命を絶った。
以降は七日業剣の性質に関する記述である。
先ず、七日業剣を手にした被験者は七日間に渡って殺傷行為を行い、その間に七日業剣を手離す事がなければ自決する事が確定している。一度暴れだせば此方から声を掛けても反応が返ってくることはなく、七日業剣に自我を乗っ取られているともいえる。
被験者を救助するにあたって、腕を切り落とした者が居た。だが被験者は七日業剣を口で持ち上げ、救助に当たった研究員を殺害するに到った。
七日業剣を持つ腕を切り落としても手離したとは見なされず、完全に隔離することが必須であること、被験者の大剣の扱いは身体の部位を問わずその道を極めたものと同等の力量であることが以上のことより確認された。
また、切り落とした腕は被験者が近付くと七日業剣から発せられた黒い靄の様なものによって持ち上げられ、靄を介して切断面と繋がり元の腕のように扱うことが可能となった。この靄は物理干渉が不可能であることから絶つことが出来ず、腕等を切り落とした後は接合されないように細かく刻む事が推奨される。
狙われるのが常に特定の一人であり、その対象が傷つけられる、或いは殺された場合対象は次の人間に移る。狙われた者はある種の囮としての扱いが可能である。
次に、七日業剣によって負傷した研究員はイーコールの侵蝕度の上昇が確認された。1度の攻撃で重傷を負った研究員よりも、細かな傷を何度も負った研究員の方が侵蝕度の上昇値は高く、七日業剣に触れる度に凡そ1ずつ上昇していると考えられる。
研究員と七日業剣が触れる度に、七日業剣は黒い大剣であったが徐々に色を失っていった事から七日業剣のイーコールが研究員に移っているのではないかと考えられ、負傷した研究員は暫く様子を見ることとなった。だが、研究員にそれ以上の七日業剣の影響はなく、真意は不明である。
七日業剣の切れ味は非常に高く、 頑丈性を誇っているものであれど紙のように斬れてしまったという表現が正しい。アルマデル第八支部内のどの様な武器を用いても刀身に傷が付くこともなく、非常に頑丈であることも確認されている。
また、 七日業剣は1人を斬る毎に色を失い、漆黒の大剣から白銀の大剣へと変わっていく。それが何を意味しているのかは不明であるが、1度斬られた研究員がもう1度斬られたとしても七日業剣の色は変わらなかったことから、1人につき1度までの何かがあることが推定される。
七日業剣を詳しく調べればそれが何であるか分かるかもしれない。だが、七日業剣は被験者から手離された時、被験者が死亡した時、初めから無かったかのようにその姿を消滅させる。
それに加え、被験者以外が七日業剣を握ると七日業剣から溢れた黒いヘドロの様なものに身体が覆われ、狂乱状態に陥いり自害するといった事態が発生した。
七日業剣は研究する為の方法が現状見付かっておらず、その多くが不明である。
だが、甚大な被害を及ぼすことは確定しており、七日業剣の前段階である色無七門をくぐった者は、ある程度色無七門の研究が済み次第、速やかな殺害、または自ら命を絶つことが推奨されている。
~~~調査報酬~~~
Version.1:戦闘ライセンス【足掻く】追加
Version.2:関係者の侵蝕を2上昇させる
Version.3:関係者の追記を2上昇させる
Version.4:関係者の侵蝕を1上昇させる
Version.5:探索ライセンス【説得】追加