【宿主】君は呪詛を愛している
【接触】対人対物問わず物理干渉可能。ただし自律行動はしない。分厚い本の形をしたディスコードであり、中に刻まれた文字は少なからず人間の知識では読み解けない。時折自我を持っているかのように必要なページが偶然にも開くことがあるが、それがこのディスコードの自我かそれを偶然ではなく必然と思ってしまう君の精神状態の問題か…。
【能力】このディスコードの能力には2つの条件がある。1つ目は宿主が長い長い詠唱を唱える事である。その詠唱は開かれたページによって自然と脳裏に浮かぶ。2つ目は浸蝕を1上昇させる事である。ただし、自動的に上昇するものではなく宿主が非常に強い負の感情を抱える事が必要である。負の感情を抱かずとも直前に浸蝕が上昇していた場合などはその分をこの条件として適応してかまわない。能力の効果は『全て』である。このディスコードにはありとあらゆるコードが記載されている。それらを言語として読み上げる事によってあらゆる現象を起こす事が出来る。
【解説】このディスコードの上記の情報にはいくつか誤りが存在する。このディスコードの中にはあらゆるコードが存在するのは本当だが、宿主の意志に応えてこのディスコードから記された文字が蟲の様に這い出ていく。それらが自ら術式を結び、あらゆる現象を発生させる。ただし、それらは宿主の悪意にのみ応える。故に、誰かへ害を為す事が前提であり、宿主が悪意を抱いた対象に害を及ぼす以外の事は全てこのディスコードの裁量で在る為、誰かを生き還す、という現象を起こそうとした場合、対象以外の全員が死んでしまう事すらありえる。